イタリア大好き イタリア 忍者ブログ
イタリアに関する役立ち情報、おいしいもの等を紹介したいと思います。 リンクはフリーです。
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プロフィール
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Vino Vino
年齢:
24
性別:
非公開
誕生日:
1999/12/31
職業:
イタリアマニア
趣味:
イタリア放浪
自己紹介:
イタリアのワイン好き、食べ物が好き、ファッションが好き、人が好きのイタリア狂です。(笑)
そんな私の気になるイタリアを紹介していきたいと思います。
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SLOW LIFE TRAVELLER from Roma to NapoliSLOW LIFE TRAVELLER from Roma to Napoli
辻 佐織 /加藤 ローサ
プチグラパブリッシング 刊
発売日 2005-09




旅人はナポリを目指す 2005-11-03
イタリアのスローライフを求めて、加藤ローサが
ローマからナポリへと気ままな旅に出る・・・。
いまにも太陽の匂いがしてきそうな、あったかくて素敵な写真集。
南イタリアの豊かな自然、そこで暮らす人々の生き生きとした姿。
そして天使と見まがうような、加藤ローサのあどけない笑顔。


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宿命の交わる城宿命の交わる城
イタロ・カルヴィーノ
河出書房新社 刊
発売日 2004-01-07




タロットカードと物語の組み合わせが面白い 2005-02-26
本のおすすめになっていたので、面白そうだと思い購入しました。幻想的な雰囲気の中で、タロットカードの持つ意味と物語の進行が上手くかみ合っていて、最後は、カードが1つの形を形成する構成など良くできた小説だと思います。タロットカードを知らない人でも充分に楽しめる小説ですが、タロットカードの絵の意味を知っている人はもっと面白いはずです。
この小説を読んで、もっと詳しくタロットカードの事を知りたくなりました。ただし、文庫本なので、タロットカードの絵が小さくて見にくいのが残念。

捜し続けて、待ちに待っていましたよ。 2004-02-12
1980年の単行本を世田谷の図書館で借りて以来、20数年ぶりに
読むことができました。カルヴィーノが繰り出すタロットカードの
物語が読んでいる私を城の中へ引き入れてくれます。
ただ、残念なのは、タロットカードの文様が小さくて、本来の迫力に
欠けてしまうところです。


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物語イタリアの歴史―解体から統一まで
藤沢 道郎
中央公論社 刊
発売日 1991-10




心なごみ心ふるわす歴史夜話 2005-09-18
中公新書・物語〜の歴史シリーズでは「北欧」「バルト三国」「ラテン・
アメリカ」と読んできたが、本書「イタリアー解体から統一まで」が
一番読み応えがあった。編年体の歴史叙述ではなく、10人の著名人の
事績を描きながら、各々の時代背景をうかびあがらせている。一種の
歴史夜話のスタイルで、そのへんに読みやすさや面白さが感じられる原
因があろう。
ここに扱われている10人は、アッシジの聖フランチェスコ、美術家ミ
ケランジェロ、作曲家ヴェルディといった周知の人物から、皇女ガラ・
プラキディア、女伯マティルデ、サルディニア王ヴィットリオ・アメデ
ーオといった我が国では知名度の低い、ややマニアック(?)な人物
までが著者の生き生きした筆致により、血の通った存在として現れてくる。
またマティルデや皇帝フェデリーコの物語では、中世ヨーロッパを呪縛し
た皇帝権力と教皇権力との葛藤の歴史がうかがえる。コジモ・ディ・メデ
ィチとミケランジェロの章はイタリア・ルネサンス期の歴史背景を巧みに
織り込んで、本書のクライマックスを形成しているといってよい。
とにかくイタリアという古代ローマ以来ヨーロッパの重心として大きな影
響力を世界に及ぼした国の華麗にして複雑な歴史に私たち極東の民を招き
入れてくれる好著として皆さんにおすすめできる。

わかりやすいイタリアの物語 2004-11-11
モンタネッリの著述の翻訳で知られる著者の独自の作品です。古代から近代にまで至るあらゆる時代の歴史上の人物を中心としてその時代の様子を描写しています。中公新書の他の歴史物語シリーズの中でも特に読みやすい構成となっていて、複雑なイタリア史をいくらかでも理解が深まるようになっています。この本を読むことによって、さらにイタリアについて関心を深める事もできるでしょう。

物語イタリア史上の著名人 2001-12-02
 何千年にもわたるイタリア史をどのようにして一冊の新書に収めることが出来るのかと思っていたら、「物語イタリアの歴史」ならぬ「物語イタリア史の著名人」というべき作品だったのですね。  ローマ帝政末期の既にキリスト教化された皇女の一生から始まり、サン・フランチェスコの生涯や神聖ローマ帝国のフレデリクス帝、ボッカチオ、ミケランジェロ、カサノーヴァら名高い人物の伝記がコンパクトにまとめられていて、たいそう読みやすい本に仕上がっています。 この新書「物語−−−の歴史」シリーズの中では最も出来の良い作品の1つかと存知ます。イタリアやその文化、また歴史、伝記、美術、文学など人間の営為に何らかの関心のある方々にとっては、決して読んで損のない新書だと申せましょう。    でもイタリアならば、各都市別に「物語ヴェネツィアの歴史」とか「物語ナーポリの歴史」、「物語ミラーノの歴史」、「物語ローマの歴史」、「物語ラヴェンナの歴史」、「物語フィレンツェの歴史」、etc. が作れましょうに。国によって歴史の長さや地域の大小、文化史的な重要度などに差異があるのですから、次回は、こうした都市ないし地域別の歴史シリーズを上梓して頂きたいものです。出来るだけ興味深い史話やアネクドートを加味した読みやすいシリーズを。


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哲学する民主主義―伝統と改革の市民的構造哲学する民主主義―伝統と改革の市民的構造
ロバート・D. パットナム
NTT出版 刊
発売日 2001-03




「ソーシャルキャピタル」研究の口火 2005-07-25
本書は、イタリアの州制度改革の研究を通じて、社会における信頼(Trust)の在り方の格差がなぜ生じるのか、を明らかにしたものであるる。いわゆる「ソーシャルキャピタル」概念を明確に提示した最初の研究である。パットナムの20年近くに及ぶイタリアでの研究が本書に凝縮されている。しばしば指摘される批判として、数字の取り扱いや、変数の恣意的操作などがあるが、実証的に「ソーシャルキャピタル」の存在と、その役割を明らかにした功績は大きい。その後の研究として、パットナムは「一人でボウリングをする(Bowling alone)」なども著しており、こちらも多大な影響を与えた。併せて読めば、彼の議論の意義と問題点を同時に把握でき、今日の社会学が問題としている「ソーシャルキャピタル」論を深く理解できるだろう。

’social capital’定式化への偉大な貢献 2005-07-03
「何故、似たような制度的構造を持つにもかかわらず、地方行政府のパフォーマンスに顕著な違いが生じるのか」という疑問を解明するため、1970年代にイタリアで進行した権限委譲を背景に、20年以上にわたってデータを採集し、同国の地方行政府の比較検討を行ったその研究成果をまとめた作品。比較政治学の大著。その結果、パフォーマンスの違いは、市民の経済的収入や教育程度から生じるのではなく、市民の civic virtue (例えば、ability to trust, willingness to participate, sense of justice)の違いから生まれていると結論し、それらを social capital という概念で捉えることを主張した。以来、social capitalという用語は、他の政治学分野においても一つのreference pointとなった。例えば、政治理論における市民権理論の発展への貢献は顕著である。また、それらを証明するために用いられている数理的手法は、綿密、詳細なデータ収集にもかかわらず(という言い方はおかしいかもしれないが)、ごく簡単なものであり、その分著者のデータ分析の手腕に圧倒される思いがする。一方で、social capitalの蓄積に関し歴史的決定論に陥っていることは否めず、またどのようにしたらvicious circleを「反転」させることが出来るか、など規範的議論までには踏み込めていない点で若干物足りなさも覚えるが、しかしそれらは本書の全体的価値を揺るがすものでは全くない。

緻密な方法論 2002-12-07
「市民的成熟度(民主主義度)」はどうすれば目に見える形で測定可能となるか?この難問に挑戦したのが本書である。本書の前半では、イタリアで行われた政治改革の内容、およびその改革によって生じた地域間格差を説明するために著者のグループが行った調査方法が主として論じられる。後半では、その調査結果が歴史的・社会的な文脈で検討される。民主主義の達成度のような抽象的な対象を数値で表そうとする場合、その統計的処理による一般化には常に個別事例の持つ意味が軽視されるという危険が伴う。とはいえ、特に現代社会を問題にする場合、我々は政治家・マスメディア・知識人の言動に強い影響を受ける傾向にあることは否定できない。個々の主張によりゆがめられた社会像が形成されうる危険性は!!!一般化に伴う弊害以上に重大なものである。その意味で本書は画期的な方法論を提示していると言えるだろう。細部においては批判もあるだろうが、これほど綿密な調査方法を採用している類書はあまり例を見ないと思われる。また政治改革が地域社会に与えた影響を検討している本論も、現代の日本に居住している身として非常に興味深い。


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