イタリア大好き 神曲 |ダンテ 忍者ブログ
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1999/12/31
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イタリア放浪
自己紹介:
イタリアのワイン好き、食べ物が好き、ファッションが好き、人が好きのイタリア狂です。(笑)
そんな私の気になるイタリアを紹介していきたいと思います。
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神曲
ダンテ
河出書房新社 刊
発売日 1992-03




古典を楽しませてくれる名訳 2004-12-01
 イタリア・ルネッサンスを代表する名作である。しかし中身は決して堅苦しいばかりではなく、特に「地獄篇」の人間臭さは有名である。ダンテは政敵をみな地獄に落としているのだが、その描き方などは読みどころだろう。「地獄篇」は一般読者にもある程度楽しめる。逆に「天国篇」の馴染みにくさも有名で、正直、これは楽しめないと覚悟しておいたほうが良い。 訳についていうと、上のレビューにある「清新な名訳として定評のある平川訳」は誇大広告ではない。その通りの優れた訳である。すでに「ちょろ」氏が簡にして要を得たカスタマーレヴューを書いておられるので、平川訳、寿岳訳、山川訳の違いには触れない。ここでは世界文学大系に収められている野上素一訳に触れることにする。これは現在入手困難かもしれないが、平川訳と並ぶ現代口語訳である。 結論からいうと、個人的には平川訳のほうが優れていると思う。文章に躍動感があり、日本語の文章として読んで楽しめるものになっている。しかし知り合いには野上訳を評価する者もいる。参考までに、有名な書き出しの部分を並べてみると次の通りである。「人生の道の半ばで
  正道を踏みはずした私が
  目をさましたときは暗い森の中にいた。
 その苛烈で荒涼とした峻厳な森が
  いかなるものであったか、口にするのも辛い、
  思いかえしただけでもぞっとする、」(平川訳)「私たちの人生行路のなかば頃
 正しい道をふみはずした私は
 一つの暗闇の森のなかにいた。
 ああ、それを話すのはなんとむずかしいことか
 人手が入ったことのないひどく荒れた森のさまは
 思いだすだに恐怖が胸に蘇ってくるようだ。」(野上訳) 平川訳を「文学的」な訳とするならば、野上訳は「語学的」な訳とでも言えるだろう。どちらを選ぶかは好みによる。

訳者によるニュアンスの違い 2004-11-13
 世界的古典であり、同時にファンタジーの傑作。平川訳は寿岳訳よりさらに平易で、これまで興味はあるが敬遠してきた、あるいは、少しでも文語には抵抗を感じるという人にお薦めしたい。
 参考までに語句では、ウェルギリウスへの呼びかけに、
  「先生、」:平川訳
  「師よ、」:寿岳訳
となる。また、文で比較すれば、
  「白いおもぎぬをかけ、かんらんの冠を戴いた夫人が目の前へ現れた、
   緑のマントの下にはもえたつような朱(あけ)の衣をまとっていた。」:平川訳 (煉獄篇第30歌より)
  「清白(すずしろ)の面紗(めんさ)の上にオリーヴァの冠をつけ、
   やごとなきひとりの淑女が、私の目の前に現れた、緑のうわぎの下に、燃え立つ焔の色の衣(きぬ)召して。」:寿岳訳 (同上)
となる。
 なお、ここで、平川訳により親近感を持った人には、決して山川訳はお薦めしない。

喜曲「神曲」 2003-09-05
 ルネッサンス文学の先駆ダンテの「神曲」は1321年死の直前完成し、原題「LA COMMEDIA」といって「喜曲」を意味する。この題名が「LA DIVINA COMMEDIA」と改められたのは1555年以後のことであり、「DIVINA」の意は「神聖な」である。さて、ダンテ自身によって喜曲と銘打たれたこの作品は果たして喜曲であろうか。ダンテの魂浄化の道、地獄、浄火、天堂の記が神曲であるが、ダンテはこの獄から天に昇り行くさまが喜曲の構成であるとしてこのように題したようである。しかしてその内容は深刻を極め且つどこまでも天上的である。「これは喜曲ではない」これは誰もが認めるところだろう。 神曲の内容は難解(聖書、ホメロスなどは最低読んでからこの作品にかかったほうがよい)であり、賛否両論である。ホメロスよりすばらしいといった人もあれば、ゲーテのように「地獄編はすさまじく、浄火編は曖昧で、天道編は退屈だ」というような見解もある。
 なお、山川丙三郎氏の訳は文語に、大正時代のものだけあって旧字体で書かれている。


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