イタリア大好き 忍者ブログ
イタリアに関する役立ち情報、おいしいもの等を紹介したいと思います。 リンクはフリーです。
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プロフィール
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Vino Vino
年齢:
25
性別:
非公開
誕生日:
1999/12/31
職業:
イタリアマニア
趣味:
イタリア放浪
自己紹介:
イタリアのワイン好き、食べ物が好き、ファッションが好き、人が好きのイタリア狂です。(笑)
そんな私の気になるイタリアを紹介していきたいと思います。
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見えない都市見えない都市
イタロ カルヴィーノ
河出書房新社 刊
発売日 2003-07




薄いのに高い 2005-08-10
確かに面白いアイデアではあるが、さすがに55の都市すべてを一気に読み終えるのは疲れる。

幻想都市の歩き方 2005-01-06
内容紹介にもある通り、本書はマルコ・ポーロが旅で見聞してきた都市について、フビライに語るという形式を取った小説だ。
著者の想像力が組み立てた、摩訶不思議な都市の数々は、それぞれが独立した物語としても展開できそうな強い個性を持っていて、飽きさせない。
小説を進行させる、ポーロとフビライによる独特のテンポの漫才(!?)のような不思議なノリも心地いい。
奔放な奇想が詰まった傑作のコンパクトな文庫サイズでの刊行を喜びたい。

visible/invisible 2004-08-11
見えない都市、とでも訳されるのでしょうか?このinvisibleという単語は、サイードの批判している「西洋のオリエンタリストによる他者理解」に呼応しているように感じます。西洋は東洋を自分たちの目に映る(理解できる、見える)ように記述してきました。しかしながら、作者は都市というイメージを掴むことの不可能性をオリエンタリスト的記述により示している、と私は理解しました。ポストコロニアル的な興味、はたまた純粋に、幻想的に変容を続ける都市というものに興味がある方にお薦めです。


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旅の指さし会話帳〈6〉イタリア旅の指さし会話帳〈6〉イタリア
堀込 玲
情報センター出版局 刊
発売日 2003-07




とりあえずの一冊 2005-11-11
イタリアに出張することになり、とりあえずの一冊として購入しました。それまで語学は、刻苦勉励して「勉強」するものだと思っていたので、私にとっては、こんな「いい加減」(失礼!)なタイプの本は初めてでした。でも、この本のおかげで、タクシーの運ちゃんや、レストランや、スーパーで、いろんな人と話すことができました。内容はたわいのないことですが、黙って旅するよりも、向こうの人と話すことでより一層イタリアという国に親しみを持つことができました。向こうの人だって喋りたいんです。でも一般の人は外国語が喋れるわけではないので、この本を見せ合いながらニコニコするだけでも、十分楽しめました。学び方は人それぞれ。もう学校じゃないんだから、自分にあったやり方でコミュニケートしたらいいんじゃないかと思えるようになってきました。これからイタリア語を始めます。

本屋で立ち読み 2005-09-11
表紙を見て楽しそうだったから本屋で立ち読み。しかし、どこから読んでいいのか分からない。(汗)ごちゃごちゃしていて字も手書きで読みずらい。そういうのが好きな人は好きだろうけど、わたしは見ずらくて買う前から断念。

大活躍!!! 2004-10-23
初海外旅行、念願のイタリア旅行!!!しかもツアーとかではなく、完全に個人旅行でローマに友人と二人で乗り込みました。友人はイタリア語、英語、両方皆無。私は英語はなんとなく話せるものの、イタリア語はあいさつと数を言える程度で・・・
でも、この本があったお陰で、ほんとーーーに楽しく充実した旅行でした!!!
この本を見ているだけでも可愛らしくて面白いんですが、とにかく実用性が抜群なんです!下手なガイドブックなんていりません。
私はこの本1冊と現地の地図を握り締め、どこへいっても現地の地元人っぽい人を捕まえては色々教えてもらいました。(これは個人の性格もありますが・・・)
現地の人もこの本に興味シンシン。見せてあげたら「良く出来てるね〜!」っぽい事を言っておりました(笑)
とにかく現地の人とコミュニケーションがとれて楽しく旅行できます!コミュニケーションがとれると、自然に簡単なイタリア語も身に付くんですよねぇ。
なんだかモジモジしていた日本人観光客を横目に、この本を持ってガンガン!イタリア人にアタックしていった私達の旅行は本当に充実出来ました!!!
星★無限大★ぐらい評価したくなっちゃう本です!!!(笑)


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イタリア紀行 上 (1)イタリア紀行 上 (1)
ゲーテ
岩波書店 刊
発売日 1960-01




意外に古くない 2004-11-10
 1786-88年にイタリア旅行を行ったゲーテが、1816-17、29年に旅行記としてまとめたもの。旅行の際につけていた日誌や書簡を下敷きにしてはいるが、30年たっての刊行ということもあり、ずいぶんと手が入れられていて、フィクションに近い部分も少なくないらしい。
 上巻はドイツを出発してから第一次ローマ滞在まで。パラディオの建築で有名なヴィチェンツァ、聖フランチェスコのアッシジなど、現代ではマイナーな土地の観察が面白い。ヴェネツィアやフィレンツェには比較的冷ややかで、ゲーテの独特の感性を垣間見せてくれる。
 イタリアへの憧れと現実、教皇や一般のカトリック信徒への視線にも、北方人であるゲーテの複雑な思いが映し出されていて興味深かった。
 この時代に書かれたイタリア旅行記としては最高のものであろう。
 翻訳が出たのは1942年だが、思ったほどの古さは感じられなかった。名訳。

「イタリア紀行」―20歳はこう読む 2003-04-29
この紀行文は18世紀に書かれたものではありますが、今日もなお、イタリア
の自然や古典文化に惹かれてイタリアを旅する人々にとって充分有益な内容を
有するものであると思います。訪れる先々で見る自然や絵画・彫刻・建築・
各種美術品、また社会の風俗などについてゲーテが何を感じ、考察し、その
思考をいかに言葉を尽くして明瞭に表現したか(translated into Japanese
ですが)をたどることは、確かに価値のあることだと思います。読者がまだ
見たことのないものに関する記述ならば予備知識の一つにできるし、既に
見たものに関するものならば、自分にない、または自分と共通の考えを見つけ
それを解釈することで、自然や芸術を眺める自分の視点を広げることができ
るからです。また、数多くの訳注もやはり貴重な知識を与えてくれます。私の場合、例えば
ギリシャ神話にあるプロセルピナ誘拐の故事はシチリア島のエンナという街に
伝わるものだと知り、改めてシチリア島への憧れを掻き立てられました。
今日イタリア旅行のための現実的手段や最新の情報を求めるなら、各種ガイドブックやインターネットを利用すればよいのです。そのような面での利便性!
初めから「イタリア紀行」の価値をはかる物差しとはなり得ないのです。

ゲ−テのイタリア紀行 2002-03-11
ゲ−テの体験したイタリア旅行の記録である。註があまりにも多くて
読むのに骨が折れることと今日イタリアを旅行する者にとっては参考
になることはほとんど書かれていないことを除けば、第一級の旅行記
として大変おもしろく読める。訳文は古臭く感じる人もいるかもしれないが、なかなか名文であると思う。本書を読むとゲ−テの人となりがよくわかるような気がしてく
るから不思議である。


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レオナルド・ダ・ヴィンチ―真理の扉を開くレオナルド・ダ・ヴィンチ―真理の扉を開く
高階 秀爾 /アレッサンドロ ヴェッツォシ
創元社 刊
発売日 1998-11




人類史上最高の天才に迫る初心者向けの好著 2002-08-01
本書は、世界一有名な絵画「モナリザ」を描いただけでなく、ほぼ全ての分野に通じていた万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯と現存する彼の作品、そして彼に関する膨大な資料をコンパクトな形でまとめた本です。謎の多い彼の生涯や作品を説明するのは多くのページを要し、簡単に要約する事はできません。しかし本書はその難問をかなり克服しています。彼の人生を追いながら、現存する作品、手稿(有名な解剖図やヘリコプターの図を含む)にも簡単ではありますが触れています。それらが本書で挿絵としての効果をふんだんに果たしています。残念なのは名作「最後の晩餐」が修復前の状態での紹介です。資料篇のページではレオナルド(と彼の発明、作品、影響力)に関する考察と、彼の文書での発言!!知的好奇心をそそります。「知の再発見」双書中の他の芸術家の本に無い特徴として「関連用語解説」の項目があります。本書のキーワードが解説され、読者への配慮としては嬉しい限りです。本書だけではレオナルドの魅力を全て感じ取るのは無理ですが、それでも彼をこれから知ろうとする初心者には格好の入門書となります。パラパラと軽く読むだけでも興味深い本書はお勧めです。


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塩野七生ルネサンス著作集〈5〉― 海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉塩野七生ルネサンス著作集〈5〉― 海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉
塩野 七生
新潮社 刊
発売日 2001-08




最盛期を迎えた国家が衰退に向かい滅亡するまで・・ 2004-07-15
ジェノヴァとの制海権争い、オスマントルコとの断続的な戦争を戦い抜くヴェネティアだが、時代はすでに大航海時代にはいっていた・・・。海運の衰えを工業や農業の発展で補い、18世紀にヴェネティア文化は爛熟に至った。同世紀末、ナポレオンのイタリア侵攻により同国の独立は終わりを告げる・・・。「歴史家は、国の衰退はその国の国民の精神の衰微によるという。だが、なぜ衰微したかについては、われわれが納得できるような説明を与えてくれない。」
著者は、隆盛を極めたひとつの国家が終焉を迎えるまでを丹念に描いていく。こうも言う。「少なくともヴェネティア史に関するかぎり、このような単に精神の衰微や堕落のみに立脚した論にどうしても賛同することができない。」
こうした視点で描かれる歴史は、前巻に増して、諫言・警句・教訓に富み、飽かせない。
「20世紀のわれわれは、君主制はすべからく悪である、という色めがねを外すことから始めなければならない。」「社会の上下の流動が鈍り、貧富の差が固定化し、結局はその社会自体の持つヴァイタリティの減少につながる。こうなってはもはや、いかなる改革も、いかなる福祉対策も効果はない。」
「英雄待望論は、報われることなど期待できない犠牲を払う覚悟とは無縁な人々が、自己陶酔にひたるに役立つだけだからである。」歴史に学ぶ、とは言い古された言葉だが、そうした知的好奇心を満足させてくれる名著。
「栄枯盛衰が歴史の理ならば、せめてこのヴェネティアのように、優雅に衰えたいものである。」
見事!

ヴェネツィアの興亡 2004-05-24
ヴェネツィア共和国の誕生から成長、大発展までを描いた本。政治、文化、一般庶民の暮らしぶりまでさまざまなな側面を描いています。筆者の文章は読みやすく、その分量にもかかわらず、まったく読むスピードが落ちませんでした。歴史の紹介だけではなく、ヴェネチアに対する筆者の洞察も秀逸。数年ごとに読み返したくなります。また、この本を読んでからヴェネツィアへ旅行へ行くと旅行がとても豊かになります。

なるほど(下) 2002-11-20
ん〜〜。正直言って戸惑ってしまった。この本の前半部分、これが同じ人が書いたものかと。著者がもっとも信頼していた編集者が物故したのは、みなさんご承知の通り。編集者が違うとこうも違うものかと。全編を流れる文章のリズムと「節」立てが、明らかに違うのである。しかも、文章が硬直しているのである。さすがに、150ページ過ぎたあたりからは、七生流に流れはじめるのではあるけれど。
この本は、いろいろな意味において、彼女の作家生活にとって大きな転機になっているのは、間違いない。彼女曰く「スペンシェラータ(気楽なとか、無責任なという意味)ではもはやなくなった、つまり大人になったということでしょう。」
まったく、なるほど、である。


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フーコーの振り子〈上〉フーコーの振り子〈上〉
ウンベルト エーコ
文藝春秋 刊
発売日 1999-06




「薔薇の名前」と甲乙つけ難い 2005-10-14
 エンターテイメント性では前作が上。そして物語のスケール、緻密さでは本作が上。出来は甲乙つけ難いと思われます。エーコの膨大な知識をいちいち検証しようと思って読んでいたらいつまでたっても読書が進みませんので、「えいっ!」っと作者を信用してひたすら読み進めるのが吉と思われます。ふたつの時間軸が前後するのも、よくある構成とはいえ、読者を混乱に陥れる原因となります。そしてどこまで史実に則って、どこまでがエーコの創作なのかわからない物語の伏線も。
 文庫化されて入手もしやすくなりましたし、物議を醸す訳もありますが(「恐れ入谷の・・」以外にも驚愕の訳がいくつか登場します。確かにやり過ぎ。)、ストーリーを追う上ではそれほど障害にはならないと思われます。というか、日本語以外で読むのはきっと辛すぎ。
 「薔薇の名前」に魅せられた方は是非怖がらずにご一読を。

興奮 2005-03-23
エーコは翻訳にあまり重点を置いていません。翻訳とは原語を自国のよく似た言語に変換するわけですが、情報工学のエントロピーの法則では翻訳すれば情報のかなりの部分が拡散します。記号学者エーコが研究している大きなテーマでしょう。フーコーの振り子では『薔薇の名前』以上のエーコのストーリーテラーぶりを見せていただきました。この本はオカルト的な神秘さと日常に潜む興奮とに満ちています。エーコは百科全書的学者で私たちに眠れぬ夜を与えてくれます。是非一読してください。

Metatron 2005-01-17
〜ymatsui4さんが書いておられる素粒子加速装置は"Metacyclosyncrotron"(英訳)だと思うのですが、この英単語の意味は今ひとつ意味不明です。イタリア語の原文では"(il) grande〜〜 Metatron)"となっています。Metatronはユダヤ教の最高位の天使だそうで、文字通りに解釈している邦訳は問題ないのではないでしょうか。「恐れ入谷の鬼子母神」の少し前には「硅素渓谷」という語がありますが、これは「シリコンバレー」と訳すべきでしょう。また、69ページ二行目の「四掛ける一〇の二十八乗」は67ページの後ろから五行目に「四四四にゼロを三十六個〜〜つけたもの」とあるように「四掛ける一〇の三十八乗」の間違いです。日本の数字で言えば、四穣ではなく四百澗になります。この部分に続く数字を見ても、「四掛ける一〇の二十八乗」としたら、1分で計算できる組合せが七澗になる訳がないことが判るかと思います。〜


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